男性の育休?時代は変わっている。育休がもたらす子育てのメリットとは?

子育て

最近は育児休暇を取る男性が増えてきて、いよいよ「当たり前」のこととして定着しつつあるのではないでしょうか。

でも、まだまだ「本当に取ってもいいのかな?」「今の俺の仕事は引き継げるもんなのか、、」

って不安を感じているパパさんもいるんじゃないでしょうか。

結論、大丈夫!

むしろ、子どもとの大切な時間を過ごしたければとった方がいい。

と私は思います。

そして、「パパ」という立場からいうと、二人目の出産時に育休を取ることで、より一人目との時間を満喫出来たと、実体験から感じています。

というのも、産まれたばかりの赤ちゃんは、母にベッタリの時期でお話しもしなければ、常に抱っこ、授乳の繰り返しです。

一人目を公園に連れて行ったり、一緒にお風呂に入ったりと、いつもは家にいないパパが、子どもと関係を深めるための絶好のチャンスだと思います。

そして、そんな育休が広まってきた背景について話してみます。最後はそれがどんな影響をもたらすのか。調べたことと私の実体験を交えながら説明していきたいと思います。

是非最後まで読んで頂けると幸いです。

育児休暇を取るのが「普通」な時代?

今の世代にとって、「イクメン」なんて言葉が出てくるくらい、男性が育児に参加することは当たり前になってきたと感じています。

昔は「育児=母親の仕事」というイメージが強かったように思いますが、今はパパが育児を楽しんでやることがむしろ格好いいと評価される時代になってきたと思います。

その為、読者のパパさん達も、育休を取ることが全然特別なことじゃなくて、「みんなやってる」くらいの気軽な気持ちで良いと思います。

むしろ、子どもと過ごせる貴重な時間を逃す手はないのではないでしょうか。

法制度が整ってきて、更に育休が取りやすくなった

政府も男性が育休を取りやすいように、育児・介護休業法を整えてくれました。

そして2022年には「産後パパ育休っていう制度もスタートして、子どもが生まれた直後の時期にパパが育休を取りやすくなりました。

産後パパ育休についてわかりやすい記事はこちらがオススメ💁

要は、パパも産後すぐから育児に関われるチャンスが増えたってことです。

法律が後押ししてくれるからこそ、安心して

「よし、育休取るぞ!」って決断しやすい環境になってきていることをまず知っておくことで一つハードルを下げられると思います。

企業もサポートしてくれる時代

さらに、多くの企業が育児休暇の制度を整えて、男性が取りやすいようにしてくれていることをご存知でしょうか。

例えば、IBMでは独自の育児特別休暇制度があって、社員の育休取得率も高まっているという情報もあります。

その為、みなさんの職場でも上司や同僚に相談すれば、意外と理解してくれる場合もあるかもしれません。

企業が「育休を取る男性」をサポートしてくれるおかげで、肩の力を抜いて取得に踏み切れるようになったことは、未来ある子ども達にとっても、とてもいい傾向だと感じています。

少子化問題も関係してる

今、日本は少子化が深刻で、夫婦で育児を支え合うことが大事だっていう考えが広まってきています。

特に共働きが当たり前になっている中で、パパが育児に参加することは家庭の安定や子どもの成長にすごく良い影響を与えるわけです。

育休を取ることが、家庭のためだけじゃなくて、安心して子育てが出来る法制度が整ったり、父親が子育てに参加して子どもが健全に育つ事で、長期的にみても、社会のためにもなるのです。

育休をとってパパとしての新しい経験を楽しもう

こうした背景があって、今の時代は育休を取ることが自然になりつつあるということです。

そうは言っても、だからと言って取りづらいんだが、、

という声ももちろん聞こえています。私もそうでしたが、最初は戸惑うと思います。

ただ、1か月の育休を相談した時には、◯◯と◯◯を済ませてくれれば大丈夫と、条件まで頂き気持ちよく取得させてもらう事ができました。

育休を取って実際に子どもと過ごす時間は、あなた自身にとってもかけがえのない経験になるはず。

育児は、パートナーと一緒に支え合い、時には笑い合いながら成長していく大切な時間です。

ぜひ勇気を出して、育休を思いっきり楽しんでみてほしいと思います。

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男性が育休を取ることの重要性とそのメリットは?

ここからは、育休がどんな効果をもたらすのか、そういう事も説明します。

ちょっと難しい説明ですが、日本の育児休業制度というのは、OECD加盟国の中でもトップレベルの支援を誇っていて、特に男性が育児に参加しやすい環境を提供しているようです。

しかし、まだ男性の育休取得率は低く、その理由には「育児は母親が主役」といった固定観念が様々な側面で影響しているんじゃないかと考えます。

例えば、

・パパさん達自身が、子育てに参加するという意味、意義を感じていない。

・職場が男性の育休に理解がなく、取ることで仕事に支障が出る。

そう言った感情や事実も含めてそれでも伝えたいメリット等を考えていきたいと思います。

育休を取ることで得られる3つの大きなメリット

子どもとのかけがえのない絆を築ける

育休を取得し、子どもと多くの時間を過ごすことで、父親は子どもと深い絆を築くことができます。

私が学んだところでいうと、

育児に直接携わることで、男性の脳内でも「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌され、子どもへの愛情が増していく

ということが、私にとって、育休をとることの最大の意味になりました。

女性は出産を通して自然にオキシトシンが分泌されやすいようですが、男性の場合、育児の過程でその分泌が促進されるということなのです。

このオキシトシンの効果によって、育休中に築いた愛情が長く続き、育児へのモチベーションも向上します。私はその効果あってかわからないですが、確かに我が子を可愛いと思う瞬間が増したように実感しています。

パートナーとの信頼関係が深まる

育児は、世の母親にとって、体力的にも精神的にも大変なことです。

日本の「産後パパ育休(出生時育児休業)」制度のような男性向けの育休制度が普及する中で、

父親が育児に直接参加することで、パートナーの負担が軽減され、夫婦の信頼関係が強まることがあります。

たとえば、夜間の授乳や泣き止まない赤ちゃんの対応など、育児の大変さを共有することで互いの理解が深まり、協力する姿勢が生まれます。

積水ハウスの「男性育休白書」によると、育休を取得した方の多くが「パートナーとの絆が深まった」と感じているそうです。

社会的な意義と子育て文化の変革

男性の育休取得は、社会全体への良い影響ももたらします。

日本では企業に男性の育休取得率の公開義務が課されており、男性が育児に積極的に参加することが一般的なものとして広まっています。

この取り組みを通して、男女平等の育児環境社会全体に根付いていくでしょう。

さらに、育休を取得することで会社内の働き方の多様性も促進され、育児と仕事を両立しやすい風土が生まれます。

日本の育休制度が特別な理由

他国と比較すると、日本の育休制度はその充実度で際立っています。

以下の順で簡単に記載します。

最大育休期間

給付割合

特徴

日本
最長2年(夫婦で取得時)
最大67%
男性育休の促進施策や企業の育休取得率の公開義務がある。
スウェーデン
約16カ月
70%
男女平等に育休を推奨し、パパクォータがある。
フランス
約16週
定額給付(収入に応じて)
出産前後の母親ケアが重視され、出産前の休暇が長め。
アメリカ
最長12週間(無給)
無給
法的給付はなく、企業が任意で育休を提供。

ドイツ
約14カ月(夫婦で取得時)
67%
家族手当の支給により、家庭に対する支援が強化。

日本は、育休期間の長さと経済的なサポートで特に恵まれた国といえます。

最長2年間の育休取得が可能であり、給付水準も最大67%と高水準です。

これは、特にアメリカのように無給で育休を取得するケースが多い国と比べると、育児と経済面での安心感が大きく異なります。

また、日本では「パパ・ママ育休プラス制度」により夫婦での育休取得が促進されており、これはスウェーデンやフランス、ドイツなどの育休制度が進んでいる国と比較してもユニークな支援体制です。

実際に育休を取ることで得られるメリット

1. 子どもの成長の「瞬間」に立ち会える

育休を取ることで、赤ちゃんが成長するさまを近くで見守ることができます。

例えば、初めて笑ったり、寝返りを打ったりする瞬間は、親としての喜びを実感させてくれる特別な時間です。

こうした小さな成長の積み重ねは、育児の大変さを和らげ、父親としての自覚を深めてくれます。

また、子どもの成長を間近で見守ることで、子どもへの愛情がさらに深まり、家族としての絆も強まります。

2. パートナーと役割を共有することで新しい気づきが生まれる

育児を実際に経験することで、パートナーが普段どれほどの苦労をしているかを理解することができます。

夜泣きの対応やミルクの準備など、細やかなケアが日常的に必要な育児の現場を共有することで、今後も積極的にサポートしたいと感じるようになるでしょう。

私自身も、初めて育児の大変さを目の当たりにし、パートナーの苦労を理解することができました。

この経験が、夫婦としての絆を深め、協力し合える関係を築くきっかけとなりました。

3. 仕事復帰後にも役立つ新たな視点とスキル

育休を通じて、育児と仕事の両立の大変さを実感することで、仕事への姿勢にも良い変化が現れます。

例えば、育休中に培った計画的な時間管理スキルや、育児を通じて身につけた忍耐力は、仕事にも活かせる貴重なスキルです。

また、育休を取得した経験があると、チーム内でも育児への理解が深まり、同僚が同様の休暇を取得しやすい環境づくりにもつながります。

育休を取ることで、ただの「お手伝い」ではなく、真の「パートナー」として家庭を支える意識が生まれ、働き方にも変化がもたらされるのです。

最後に:育休取得を考えているパパへ

日本の育休制度は、家庭や社会に大きな価値をもたらす制度です。

世界でもトップレベルの支援を誇るこの制度を活用し、家庭内での役割を夫婦で共有し、男女平等の育児環境を作り上げていきましょう。

育休を取ることで、育児の大変さを共有し、子どもとのかけがえのない絆を築き、夫婦としての絆を深め、そして仕事にも新たな視点を持って復帰することができます。

これから育休を取ろうと考えているパパの皆さん、どうか勇気を持って一歩を踏み出し、子どもとの絆と家族のパートナーシップを育んでください。

そして、この大切な育休期間を通じて、未来の日本の育児環境をより良くしていきましょう。

最後に、私自身は育休と有給を混ぜ合わせてとらせてもらえたことで、満足いく日数を育児に携わる時間とさせてもらいました。

そのような時間が、私と子ども達の良好な関係に繋げたという自負があります。

最後まで読んで頂きありがとうございました。