子どもの授業参観に行く際、初めての親にとっては、どんな服装が適切なのか、何を持っていけばいいのか、子どもにどんな準備をさせればいいのかなど、さまざまな疑問が湧いてくることでしょう。
今回は、児童養護施設職員としての経験を基に、授業参観に参加した際に見たさまざまな保護者や子どもたちの姿から、最適な服装や持ち物について私なりの答えを紹介します。
結論:なんでもいい。
「え?なんでもいい」が結局一番悩むんですけど、、
と思う方もいるかもしれません。ただ、実際のところ、本当に悩む必要がないくらい、普段通りで良い。
授業参観に行く際の服装や持ち物は、基本的に「なんでも大丈夫」です。
意識する点は、
- 親:子どもが誇らしく思えるような「見窄(みすぼ)らしくない」格好
- 子ども:汚れていない、破れていない服装
であることが大事です。
ただし、地域や学校の特色によっては指定がある場合もあるため、
学校からの手紙や指示は忘れず確認しておきましょう。
なんでもいいとはいうけど、具体的にどんな服装?
なんでも良いとは言っても、ある程度常識が取れた中での話です。
禁止というほど強く縛られているようなことはないと思いますが、これは変かな?という服装はあると思っています。
- 露出が高い
- 臭いがきつい(過度な香水や、ペットなどの動物臭)
- 洋服が汚れている、破れている
- 裸足
要するに、客観的な印象として、この人は目立つなーという風に思われないかということです。
悪目立ちするということは、子ども自身が恥ずかしくなることも少なくありません。
子どもの世界では、「お前のかーちゃん〇〇だな。」「あなたのお父さん裸足だったね」など、そういう会話が悪気なく行われます。
そこまで考えた上で、お子さんがどう感じるか、その点を意識して出来ていたらバッチリですね。
また、実際の授業参観では、保護者の服装は驚くほど「普通」であることが多いです。
フォーマルな場というイメージがあるかもしれませんが、実際にはそこまでかしこまる必要はありません。
スーツやワイシャツ、ワンピースといったフォーマルなスタイルから、帽子を被っているようなラフな服装まで、さまざまなスタイルの保護者が参加しています。
肝心なのは、清潔感があるかどうかです。
汚れていたり、破れていたりする服装は避けましょう。
子どもが授業中に自分の親を見て、恥ずかしい思いをしないような身だしなみが大切です。
子ども自身も、もし見栄を張りたがっているようであれば、少しおしゃれをさせてあげるのも良いかもしれません。
私自身、仕事を通して何度も授業参観に参加した保護者たちを観察してきました。
ある保護者はシンプルなポロシャツにカジュアルなパンツというラフな格好で、また別の保護者はきちんとしたワンピース姿で参加していました。
どちらも特に浮くことはなく、周囲に溶け込んでいました。
子どもたちにとって大切なのは、「親が来てくれること」であり、その時の服装は二の次です。
ただし、見窄らしい格好をしていると、子どもが恥ずかしがることもあるので、きちんとした身だしなみは重要です。
まとめ
授業参観には、以下の点に注意して準備しましょう
1. 服装:清潔で、派手すぎない服装。子どもが望むなら多少おしゃれさせてもOK。
2. 持ち物:スリッパや靴袋など、学校で必要なものを持参すること。
3. 事前確認:学校からの手紙をしっかり確認し、特別な指示があれば従うこと。
結局のところ、授業参観での服装や持ち物に対する不安は、実際には思っているほど大きな問題ではありません。
清潔感を保ちつつ、子どもが誇らしく思えるような格好を心がけるだけで十分です。
何よりも大切なのは、親が子どもを応援し、楽しんで参観することです。
授業参観は親子のコミュニケーションの場でもあり、形式よりも内容が大切です。
肩肘張らず、リラックスして楽しく参観を楽しんでください!