〜パパAさん〜
「うちの子、僕が抱っこするとすぐ泣き出してしまうんです。妻が抱っこするとピタッと泣き止むのに、僕の時は大声で拒否されてるみたいで…。正直、悲しいし、どうしていいかわかりません。」
2児のパパ
「そうですよね。私も本当に似たような経験をしました。息子を抱っこするたびに大泣きされて、『俺じゃダメなんだ』と思い詰めたこともあります。」
〜パパAさん〜
「どうしたら受け入れてもらえるんでしょうか?このままパパ拒否が続いたら、自分の役割がない気がして不安です。」
2児のパパ
「わかります。そう感じてしまいますよね。でも安心してください。これにはちゃんと理由があって、時間をかけて向き合うことで少しずつ解消されていきます。一緒に考えていきましょう。」
子育て中の父親なら、一度は直面するかもしれないこの言葉。
大好きな我が子に泣かれたり拒否されたりすると、心が折れそうになることもありますよね。
私自身も、息子の激しい泣き声や拒否に悩まされました。
ときには「もう限界だ」と感じることもありましたが、私自身、周りを頼りにしながらたくさん助けてもらって成長してきました。
まだまだ発展途上段階ですが、この記事では悩んでいるパパたちに向けて、私自身の経験から語れること、集めた情報を混ぜ込みながらわかりやすく伝えられたらと思います。
この記事で伝えたいこと
1. パパ拒否が起きる理由とその背景
2. 心が折れそうな時の対処法と考え方
3. 子どもと距離を縮めるための具体的なやり方
4. 夫婦間で協力する方法とその効果
記事を読んで、我慢する事以外にも解決方法を探してみませんか?
パパ拒否の理由を知ろう
〜お子さんの世界を理解する〜
パパ拒否は、お子さんがパパを嫌っているわけではありません。
むしろ、お子さんの発達段階における自然な反応なのです。
お子さんは生まれたばかりの頃から、主にママと過ごす時間が長く、ママの声や匂いに安心感を覚えています。
そのため、パパの声や抱っこがまだ「未知の存在」として感じられることがあります。
例えば、私の息子もそうです。
娘が妻に寝かしつけしてもらっている間一緒に過ごしているとき、私が抱っこすると大泣き。
息子が寝た状態で抱っこを渡してもらい、その後少しでも咳払いやくしゃみ、無駄な動きをうると起きて大泣き。
1時間程向き合い続け、やっと妻がくる。
妻が抱っこすると驚くほど静かになる。そんな姿を見て、「俺は意味ないのか」と何度も落ち込みました。
この現象は、
「ママとパパの役割が違う」
「赤ちゃんの習慣による安心感の偏り」
が背景にあります。
パパにとっては辛い状況ですが、赤ちゃんの信頼をゆっくりと築く機会でもあります。
無理なことはきちんと割り切ることも大切だと学びました。
心が折れそうな時の対処法
〜自分の気持ちを守る工夫〜
泣き声が長時間続くと、誰でもストレスを感じます。
そのまま無理をすると、心に余裕がなくなり、さらに辛くなってしまいます。
僕も息子が泣き続ける中で、「どうして泣き止まないんだ」とイライラしたり、自分を責めたりすることがありました。
そんなときに試して効果的だったのが、音楽を聴くことです。
ラップやEDMなど、気分を変えてくれる音楽をイヤホンで聴きながら、不本意ながらも、一時的に泣き声を緩和し、気持ちをリセットしました。
※全く聞こえないのはよくないと思い、片耳だけイヤホンをしました。
1時間ほど泣き続ける我が子に寛容に向き合うためには、そうした時間を持つだけで、私自身は「よし、落ち着いて向き合おう」と思えるようになりました。
他にも、
- 一度安全なところに置いて離れる。一息ついてから戻る
- 周りに助けを求める
など、人によって効果があるものに違いがあるようです。
また、「泣き声=赤ちゃんの自己表現」だと捉えることで、自分自身のストレスを軽減するようにしました。
赤ちゃんは泣くことでしか感情を表現できません。
その泣き声は、「お腹が空いた」「眠い」「不安だ」といった、赤ちゃん自身の必死のコミュニケーションなのです。
とはいえ、当事者はそう思えないこともわかります。
少しずつ周りの協力を得ながら、また辛さに共感してもらえる仲間を見つけ、自分自身は訓練することで、いつかは緩和されていくものだと、私は感じています。
子どもとの距離を縮めるための小さなアプローチ
私が意識したのは、とにかく
めげずに向き合うことです。
結局根性論か。
と思った方もいるでしょう。
でもなんだかんだで、最終的にはそこを乗り越えてこそが、本当の意味で親子関係を構築できると思っています。
心身に負担をかけるまで毎日頑張るのではなく、周りを頼りながら、自分のペースでいくこと。
上手く息抜きをすることが大切です。
とはいえ、当時中途半端な私自身には結局根性論はきつかった。
ストレスは溜まる一方。またイヤホンをしても罪悪感が残るばかり。
そんな私を見て、妻は気を遣ってしまい、育児を任せてこなくなりました。
当然です。
子どもにイライラしてるのですから、、、恥
それでは助け合いになってないと思い、そこからは自分がまずは見るという覚悟を決めた気がします。
息子が泣き続けても、毎日抱っこを続けました。
抱っこしながら話しかけたり、笑顔を見せたり。
最初は全く反応がなくても、少しずつ泣く時間が短くなり、やがて私の声に反応して笑顔を見せてくれる瞬間が増えてきました。
特に印象に残っているのは、息子の寝顔です。
夕方の黄昏泣きの時間、少し気持ちにも余裕が持てており、起きている何かやってみようと思いました。
ちょっとあやす。ちょっと離れる。を繰り返しているうちに、泣きも次第に落ち着き、コテっと寝ちゃいました。
その後10分ほどで起きましたが、ニコって笑ってくれたことを鮮明に覚えてます。
赤ちゃんの信頼を得るには、
少しずつの積み重ねが何よりも大切だと感じました。
夫婦間の連携が成功のカギ
パパ拒否を乗り越えるには、夫婦での協力が欠かせません。
僕たちの場合、夜のスケジュールを見直し、妻が先に息子を寝かしつけ、その後に娘を対応するという形にしました。
これにより、僕は一時的に息子から離れてリフレッシュする時間を確保し、心の余裕を保つことができました。
さらに、辛い時にはお互いに「助けて」と言える環境を作ることが重要です。
最初はお互い無言で耐えていましたが、「これ辛いね」「どうしようか」と話し合うことで、連携がスムーズになり、夫婦の絆も深まりました。
今振り返って思うこと
〜今だけの時間を楽しむために〜
パパ拒否の経験を通じて学んだのは、子どもとの関係は一朝一夕では築けないということです。
スマホばっかり触ってる暇ないですよお父さん!笑
赤ちゃんはまだ何もできない存在だからこそ、手をかけるたびに少しずつ関係が変化していく。
泣き声の合間に見せる小さな笑顔や、僕の声に反応する姿を見るたびに、「やってきたことに意味がある」と実感しています。
泣き声に疲れる日々もありますが、その先には必ず信頼と絆が待っています。
パパ拒否に悩む方も、無理をせず、一歩ずつ向き合っていきましょう。きっと子どもとの関係は、時間をかけて深まっていきます。