頑張っているのに評価されないと感じるとき、私たち父親がすべきことは、自分の頑張りの「方向性」を確認し、妻や家族が何を本当に求めているのかを考えることです。
残酷なようですが、頑張りが的外れだと、どれだけ努力しても家族に届かないことがあります。しかし、それを知り、改善することで、あなたは家族にとって「自慢の夫・父」になれるのです。
家族のために尽くしているのに、「ありがとう」と言われない。評価されない。そんな経験をしたことはありませんか？
私もそうでした。どれだけ頑張って家事をしたり、子どもの面倒を見たりしても、妻からの評価が思うように得られず、「なぜだ？」と悩む日々。しかし、あるとき気づきました。
「妻の期待に応えられていないだけではなく、その期待を超えられていない」
男性は「仕事脳」で動きがちです。成果を求めたり、わかりやすい形での評価を重視したりします。でも、家庭ではそれが通用しないことが多い。妻の不満や期待を具体的に把握し、それを超える行動を取ることで、家庭でのあなたの存在感は劇的に変わります。
相手の期待を超える行動をしてみよう
まず、妻が日常で求めていることを言語化してみましょう。たとえば、「これをやってくれたら助かるな」と妻が思うことや、「これくらいはやってくれるだろう」と期待していることを想像して行動します。
私自身も、妻からこんなことを言われたことがあります。
「痒いところに手が届かない。それがヤキモキする。」
この「痒いところ」とは何でしょうか？
• 手洗い石鹸の補充
• 歯ブラシの交換
• ゴミをまとめる
• シンクの掃除
• ビール缶を捨てる
• 子どもの外出準備
これらの細かな行動は、決して目立つものではありませんが、妻にとっては大きな負担を軽減することになります。
さらに、「どうせ◯◯してくれないだろう」と妻が思っていることを良い意味で裏切ることも大切です。たとえば、朝早起きして食器を片付けたり、カーテンを開けたり、予想外のタイミングで行動することで、感謝の気持ちが芽生えます。
頑張りの方向を見直す
多くの父親が直面する問題として、「頑張りが評価されない」ことがあります。
周りの人から「いい旦那さんですね」と言われても、肝心の妻にその評価が届いていない。これが一番つらいところですよね。
私も「こんなにやっているのに」と思うことが何度もありました。しかし、頑張りの方向が妻の負担軽減や満足につながっていなければ、その努力は無意味になりがちです。だからこそ、今やっていることが本当に家族のためになっているのか、一度確認することが大切です。
要求が次々来る不安を乗り越える
やればやるほど次のお願いが来る、という不安を抱えたことはありませんか？私もそうでした。
「最低限これだけはやって」と言われ、それをクリアすると次の「最低限」が現れる。この連続に不満を抱いていたこともあります。
しかし、あるとき私は考え方を変えました。
言われるがままに動くよりも、言われる前に動く方が感謝されるということです。
• 言われるがまま動く → 不満が溜まる
• 言われる前に動く → 感謝される
どちらが良いかは明白です。
この「相手の期待を超える行動」を繰り返すことで、妻からの信頼や感謝が自然と増え、夫婦関係も改善していきます。
結論
「都合のいい旦那」「使いっ走りの旦那」と言われることを恐れず、自分のプライドを捨てることが、実は家庭円満の秘訣です。妻の期待を超え、家族の負担を軽減することで、あなたの頑張りはようやく報われます。そしてその結果、家族から感謝され、愛される存在になるのです。
私自身も、この考え方を取り入れてから、妻との関係が少しずつ変わりました。あなたもぜひ試してみてください。
あなたの頑張りはきっと家族に伝わるはずです。そして、「頑張っているのに報われない」という思いから抜け出し、妻にとって自慢の夫、家族にとってかけがえのない存在になれる日が来ます。
