子どもの本当の自信は、他人との勝ち負けではなく、自分との小さな勝負に勝つ経験から生まれます。
「昨日よりできた」
「自分で決めたことをやりきった」
この積み重ねが、負けても揺らがない芯の強さを育てます。
勝つことで得られる自信は、一見強そうに見えても、勝てなくなった瞬間に壊れやすいものです。
例えば、
かけっこでいつも勝っていたけど、ある日負けてしまった 自分より上手な子が現れた
そんなとき、
「やりたくない」「もういいや」
となってしまうことがあります。
一方で、
「昨日より高く積み木を積めた」
「自分で選んだ絵本を最後まで読んでもらった」
など、自分の基準で達成できた経験は、誰にも奪われません。
これこそが、揺らがない自信の土台だと思います。
我が家での実践:3歳娘編
うちの3歳の娘は、最近「自分で靴を履く!」とよく言います。
最初は時間がかかるし、左右も逆になることがありましたが、
「今日は3回で履けたね!」
「昨日より早くできたね!」
と、昨日の自分との比較で褒め続けました。
すると今では、外出のときに自分から靴を用意して履くようになり、誇らしげな表情を見せてくれます。
我が家での実践:1歳息子編
まだ小さい1歳の息子は、ブロックを2個積めるだけで大喜び。
そこで、
「今日は3個に挑戦してみよう!」
と少しだけハードルを上げます。
積めた瞬間に「できたね!」
と拍手すると、本人は得意満面。
言葉が少ない時期でも、この達成感はしっかり伝わります。
家庭でできる“自分に勝つ”サポート3つ
小さな目標を立てる
娘なら「靴を履く」
息子なら「ブロックを3個積む」
など、日常動作や遊びに目標を設定します。
達成の瞬間に褒める できた喜びを、その場ですぐ共有するといいでしょう。
また、具体的な言葉(「昨日より早い!」)で伝えると効果は絶大!
昨日の自分と比べる 兄弟や友達と比べず、「昨日より一歩前進」に注目する習慣をつけてみるといいと思います^_^
親も一緒にやってみる
子どもは親の姿をよく見ています。
私も「毎日腕立て30回」と自分に課し、
子どもの前でやってみました。
すると娘は「パパすごーい!」と拍手、息子は隣で意味不明なスクワット。
親が自分との勝負を楽しむ姿は、最高の教育だと、私自身実感しております。
揺らがない自信は自分の中に。
揺らがない自信は、勝ち負けではなく、「昨日よりできた」という積み重ねから生まれます。
3歳でも1歳でも、家庭のちょっとした工夫でその経験を作れます。
今日から、親子で「昨日より一歩前に進むチャレンジ」を始めてみませんか?